毒のあるユーカリをあえて食べるコアラ【コアラの特性】
こんにちは!まりーです^ ^
先日、金沢動物園のコアラに会いに行ってきました!
その後コアラについて調べてみたら、結構知らないことが多かったので、今日は【コアラの特性】についてまとめてみました!
意外と毛はゴワゴワだし、爪も鋭い。
【可愛いだけじゃないコアラ】奥深いです^ ^
- 1日の8割以上を寝て過ごすコアラ
- 実は毒があるユーカリ!なぜ食べるの?
- コアラの解毒遺伝子は哺乳類の2倍!
- コアラは水を飲まないってほんと?
- コアラの子どもはお母さんのウンチを食べる!
- カンガルーの袋は上向きだけど、コアラの袋は下向き!?
1日の8割以上を寝て過ごすコアラ
コアラは1日の18〜20時間を寝て過ごします。
ユーカリを食べたり、動いたりするのは明け方、もしくは夕方から夜にかけて。
どおりで昼間動物園で見たときは寝てたわけだ!
なぜコアラはそんなに寝てばかりなのか?
それは食べ物であるユーカリは消化にとても多くの時間を使う…わりにはカロリーが少ない。
つまり割りに合わない食事なのです^^;
そのためコアラはたくさん眠り、エネルギーを節約しているのです^ ^
ちなみにこの間行った金沢動物園のコアラの1日のスケジュールはこちら。
実は毒があるユーカリ!なぜ食べるの?
【ユーカリ】は600種類ほどありますが、コアラが食用にするのは40種類前後。(毒の少ないユーカリを選んでいる)
コアラはユーカリしか食べません。
ちなみに水も飲みません。理由は後ほど!
なぜ毒のあるユーカリをあえてコアラは選んだのか?
それは【他の動物と競争にならないから】
他にユーカリを食べる動物がいなかったからこそ、コアラは争うことなく、安定して食料を確保でき、ここまで生き延びることができました。
コアラの解毒遺伝子は哺乳類の2倍!
するとなぜ毒のあるユーカリを食べてもコアラは大丈夫なのか、という疑問が出てきます。
その答えは【コアラは解毒遺伝子を哺乳類の2倍持っているから】
解毒遺伝子が2倍になったのは…生命の偶然だったのでしょう。
そんなコアラ、解毒遺伝子を多くもつことによって、薬が効かず、ちょっとした病気でもすぐに死んでしまう、というマイナス面もあります>_<
コアラは水を飲まないってほんと?
本当です。
コアラが好んで食べるユーカリの新芽の部分にはたくさんの水分が含まれており、水を飲まなくても大丈夫。
ちなみにコアラという名前、オーストラリアの先住民の言葉で【水を飲まない動物】という意味なのです。
コアラの子どもはお母さんのウンチを食べる!
生まれたての頃は母乳を飲んで成長しますが、しばらくするとお母さんコアラの糞(パップ)を食べ始めます。
このペースト状のパップには、ユーカリを消化する微生物が含まれており、これを食べることで赤ちゃんコアラはユーカリを食べることが出来るようになるのです。
カンガルーの袋は上向きだけど、コアラの袋は下向き!?
カンガルーもコアラも、最後しばらくはお母さんの袋の中で成長します。
その袋、カンガルーが上向きなのはよく知られていると思います。
でもコアラの袋は下向きだって知ってましたか?
カンガルーが上向きなのは、よく跳ねるため。
下向きだったらすぐに落ちてしまいます。
一方コアラが下向きなのは、前述したお母さんコアラの糞(パップ)を食べるため。
顔を出せばすぐに食べられるよう、お母さんコアラのお尻近くに袋の出入り口があるのです。
以上、可愛いコアラの豆知識でした♪
なんだか生命の神秘、進化の不思議を感じますよね^ ^
コアラに興味を持ったら、神奈川県で唯一コアラに会える金沢動物園へどうぞ^ ^♪