【赤ちゃんのほっぺが赤い!】3つの原因と正しいケア方法とは?
寒い季節になると、ほっぺが赤くなることが多くなりますよね。
ただの気温差なら心配ないですが、赤ちゃんのほっぺが真っ赤でカサカサな時は対策が必要かもしれません!
赤ちゃんの肌は敏感で繊細。
一方再生力も強いので、正しいケアをしてあげれば早く治ります。
赤ちゃんのほっぺが赤くカサカサになる原因と対処法、薬について、薬剤師の観点からまとめてみました^ ^
- 生後3か月頃から突然のほっぺの赤み!
- ほっぺの赤みの原因は? 心配いらない原因とは?
- ほっぺが赤くカサカサした原因3つ!
- ほっぺの赤みとカサカサに効く薬
- 【赤ちゃんのほっぺが赤くカサカサしているとき】対処法まとめ
生後3か月頃から突然のほっぺの赤み!
双子のお兄ちゃんのほっぺが赤くカサカサになったのは、生後3か月目の頃でした。
季節でいうと5〜6月の暑くなってきた頃です。
突然お兄ちゃんのほっぺが、こんなに真っ赤でカサカサになってしまいました!!!
もう痛々しいくらいですよね…。
もうここまでくると痒みもあるようで、自分で引っ掻いて血が滲んでいることもありました>_<
ほっぺの赤みの原因は? 心配いらない原因とは?
ほっぺの赤みとカサカサは、以下の原因が考えられます。
・熱
・乾燥
・あせも
・摩擦
・日焼け
・血流がいい
・りんご病
特にわかりやすい りんご病の特徴は、以下にあげておきますね。
*ほっぺが真っ赤になり、蝶が羽を広げたようなかたち
*細かい発疹がレース状に広がり、胸、背中、お腹、お尻、手足にでることもある
上記の中でも、心配いらないのが「血流がよくなった」ことによるほっぺの赤みです。
赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、ほっぺの毛細血管が見えやすくなっています。
そのため、室内と外との気温差などで急に血管が広がり、赤く見えることが多くあります。
が、室温が高すぎたり、衣類や毛布を着せすぎ、入浴時間が長く体温が高くほてっている場合もあるので、その場合はエアコンの設定温度をさげる、衣類を調整する、湯船につかるのは39度2~3分を目安にする、などの対処が必要です。
ほっぺが赤くカサカサした原因3つ!
結論からいうと、お兄ちゃんのほっぺの赤みとカサカサは3つの原因が絡み合っていました。
1.乾燥
これが1番の原因!
双子ちゃんは1月生まれで、24時間ずっと暖房をつけた部屋で過ごしてきました。
生まれたての赤ちゃんは、ママからもらったホルモンの影響で皮脂が過剰に分泌され、乾燥知らず。
でも生後3〜4ヶ月になると皮脂の分泌が落ち着き始め、乾燥し始める頃。
さらに冬の間の湿度の低さもずっと負担をかけていたのでしょう。
そもそもほっぺは他の部位よりも特に皮脂が少なく、さらに赤ちゃんの皮膚はとても薄く、大人のおよそ半分の薄さのため乾燥しやすい部位なんです。
そのうえ服に守られることなく、下記の汚れや摩擦などさまざまな刺激にさらされるため、トラブルもおこりやすくなっています。
後ほど紹介する保湿剤と共に、室内は加湿器で湿度を50~60%に保つようにすると効果的です。
2.摩擦
生後3ヶ月は手の動きが活発になってくる頃。
やたら鼻や口、ほっぺを触っていますし、力加減がわからず引っ掻くことも。
それがよりお肌の負担になったようです。
他にもいつも同じ寝相で寝ることによる布団の摩擦だったり、ママの抱っこでの摩擦も考えられます。
この場合はお布団やママの洋服は刺激の少ないオーガニックなものを選ぶことをオススメします。
お風呂で体を洗う時も、掌でなでるようにやさしくマッサージするように洗ってあげてください。
3.吐き戻しによるミルク汚れ
お兄ちゃんは胃の形がよくないのか、新生児〜生後10ヶ月頃まで、とにかくミルクをのんだら必ず吐き戻していました。
飲んだ直後だけでなく、体勢変えた時などもういつでもどこでもゴボゴボ吐いてました。毎日5回は着替えていたかも^^;
しかもお兄ちゃん、1歳2ヶ月の今でもたまに吐きます。
当時は心配で何度も病院に行きましたが…もう体質なんですかね。
【追記】結局1歳すぎまで吐き戻しは続きました。
*対処法はこちらから*
そんなわけで常に口&首元を拭いたりする摩擦&拭き残しの汚れがお肌の負担になっていたようです。
ほっぺの赤みとカサカサに効く薬
3つの原因は分かりましたが、そのうちの『乾燥』には薬を塗るのが効果的。
実際に使ってみて、効果があった保湿剤と炎症止めをご紹介します。
保湿剤【ヒルドイドローション】
まず保湿がなにより大切!
薬としてはプロペトとヒルドイドを使いましたが、お兄ちゃんにあっていたのは「ヒルドイドローション」でした。
プロペトはわりとベトベトしているので、合う合わないがあると思います。
また、ヒルドイドにはクリームとローションタイプがあります。
クリームはハンドクリームのようなテクスチャー。
ローションは乳液。
といった感じなので、これもお好みで^ ^
個人的に私が顔にベトベトするもの塗りたくなかったので、さらっとしたローションを使っていました。
使用法はたっぷり何回も!!
先生には1日2回くらいといわれましたが、3時間ごと、1日8回以上は塗ってました。
タイミングとしては以下4点をポイントに。
1 入浴後
保湿のベストタイミングは、入浴後10分以内。できるだけ早く、たっぷり全身を保湿しましょう。
2 授乳や離乳食の前後
保湿は食後に顔や手をふいてからたっぷりと。
食前にワセリンを口周りに塗っておくと、保護効果があります。
3 起きた時
寝ている間に、よだれや目やにで皮膚が汚れたり、布団でこすれて乾燥することがあるので、起きたときにも保湿を。
4 外出の前後
顔など外の空気にさらされる部位は、乾燥してカサカサしがち。特に寒い季節は外出前後に保湿を。
保湿のポイントは【摩擦がおきないよう、優しく撫でるように】!
すぐに病院に行けない場合は、ヒルドイドと同じ「ヘパリン類似物質」という保湿成分が入っているヘパリンミルクローション がおすすめです。
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大容量かつすぐに手に入るのは嬉しいですね^^
【フエナゾール軟膏】非ステロイド性の抗炎症剤
お兄ちゃんのように真っ赤で痛々しい時には炎症止めも塗布すると治りは早いです。
ここではよく処方される2点をご紹介します!
※一応私が薬剤師として患者さんによく説明していることです。
使いかけで汚くて申し訳ないです^^;
非ステロイド性の抗炎症剤。
ステロイドよりもマイルドな薬なので、比較的安心して顔にも使えるかと思います^ ^
ちなみにおしりかぶれなどにも使えます。
目や口に入らないように注意し、保湿剤と併用するようなら、保湿剤→抗炎症剤の順番で塗ります。
逆だと抗炎症剤が広がってしまいますからね。
【アルメタ軟膏】最も弱いクラスのステロイド
ステロイドなのでさらに症状がひどい時に。
ステロイドだと顔に塗布するには不安に思うかたもいるかと思います。
私も薬剤師ながら我が子に塗るのはためらってました^^;
でもあんなに痒そうで痛そうなほっぺでいるほうがリスクが高いです。
実際アルメタ軟膏はステロイドの中でも1番弱いクラスです。
また、ステロイドは服用すると副作用がおこる可能性は高くなりますが、外用薬でしたらそこまで過敏になることはないかと思います。
あ、もちろん長期使用や大量使用は控え、医師の指示に従ってくださいね^ ^
注意点としてはフエナゾール軟膏と同じで、目、口にいれない。
でも赤ちゃんですから、多少舐めてしまうこともあります。
うすくのせたうえでの、舐めた程度なら問題ありません。お水でお口クチュクチュしてあげてください^ ^
この3つでお兄ちゃんは2週間ほどでぷっくりツルツルほっぺに戻りました♪
ステロイドを過剰に怖がらず、早めに治してあげてください^ ^
そうそう、夏ははあせも対策にベビーパウダーを全身に、朝晩塗るのが効果的でした♪
【赤ちゃんのほっぺが赤くカサカサしているとき】対処法まとめ
まずはりんご病ではないことを確認。
りんご病でなければ、焦らず長期的なケアで良くなっていくはずです^ ^
次は原因を考えてみる。
■乾燥
湿度を50〜60%に保って、上記の保湿剤をこまめにぬる
■摩擦
ベッドのシーツを柔らかいものにしたり、ミトンで対処
■吐き戻し
吐き戻し自体は成長を待つしかないので、できるだけ早めに優しく拭き取る
■あせも
こまめな体拭きと、ベビーパウダーが効果的!
そしてひどい炎症を鎮めるためにステロイドを処方されたら、
■外用薬は副作用がでにくいもの
■うすく伸ばすよりも、たっぷり塗ったほうが均一に塗れて効果的
■用法用量を守って、自己判断でやめない
ということを頭にいれてケアしてあげる。
以上、ほっぺの赤みが出たときの原因と対処法でした!
ツルツルスベスベのお肌が戻ってきますように♡
上記ではステロイドを使用したケアをご紹介しましたが、やっぱり出来るだけステロイドは避けたいもの。
「赤ちゃん時代の保湿ケアで、こどもの将来の肌は決まる」といわれているため、この時期ケアは継続的にお肌にいいものを使いたいですよね^^
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