【赤ちゃんへの薬の飲ませ方】嫌がるときの対策や注意点をまとめたよ!【薬剤師監修】
こんにちは!まりーです^ ^
今日は赤ちゃんへの薬の飲ませ方についてです。
以前も書いたのですが、今回大幅にリニューアルしました!
初めての赤ちゃんの風邪。
つらそうでママもつらいですよね。
そんなママさんに、薬剤師の私の経験が少しでも役立てば幸いです。
うちの双子ちゃんは生後10ヶ月に初めての風邪をひきました。
一般的には生後半年過ぎから
母体からの免疫がきれてくると言われていますね。
そこで病院にかかると薬が処方されることが多いと思います。
病院によっては剤型(錠剤か、シロップか、粉か)の希望を聞いてくれるところもあるかもしれないですね。
赤ちゃんはどの剤型が飲みやすいのでしょうか?
薬によって異なるので、具体的に双子ちゃんが処方された薬を例に考えていきます。
1.アルピニー坐剤(解熱鎮痛剤)
解熱鎮痛剤としては座薬、シロップ、粉の3種があります。
初めてだったので、薬を嫌がらずに飲めるのか…
わかりませんでした。
なので、たとえ嫌がっても強引に入れることのできる座薬を希望しました。
《座薬の入れ方ポイント》
・入れる方向を確認
尖ったほうをお尻にいれる。
・入れづらい時
プロペトや亜鉛華単軟膏などを塗布してからいれる。
・直後に排便した時
→座薬が固形で出てきたら入れ直し
→座薬が確認できなかったら様子みる
一般的に座薬は10分ほどで体内に吸収されます。
2.ザイザルシロップ(鼻水止め)
ザイザルはシロップか錠剤しかありません。
なので赤ちゃんは必然的にシロップになりますが、
このシロップとっても甘いです!
なので甘いの苦手な赤ちゃんは嫌がるかも。
対策としては白湯で少し薄めたり、冷やすと若干飲みやすくなります。
他にも鼻水どめにはいくつか種類がありますが、なかには痙攣を起こしたことがある赤ちゃんにはよくないものもあるので、そういった場合は痙攣の歴を一言お医者さんにお話したほうがいいかと思います。
3.3種混合シロップ
*ムコダイン(痰切り)
*ムコソルバン(痰の排出)
*メプチン(気管を広げて呼吸をラクにする)
こちらはそれぞれ粉薬、シロップ、錠剤があります。
シロップでしたらムコソルバンが甘ったるいですが、混合することで比較的飲みやすいと思います。
粉もすべてほんのり甘く製剤されているので飲みやすいです。
《シロップの飲ませ方ポイント》
・よく振る(成分が分離したり、沈殿していることがあるため)
・コップ飲みできる子は計量カップで、できない子はスポイトで測り、
少しずつ、むせないように
・基本的に冷蔵庫保存がおすすめ(長期保存は避けたほうがいいです)
《粉の飲ませ方ポイント》
・混ぜられるものは全て混ぜて、一気に終わらせる
①ごく少量の水に溶かす(苦くなってしまうので服用直前に)
②アイスやプリン、ヨーグルト
甘いものが苦手な子にはカレーやのりの佃煮など味の濃いもの、
もしくは市販の「おくすりのめたね」などのオブラート状製品
と混ぜてあげる
↓これは勤務先の薬局で人気だったものです↓
③さらにさらにごく少量の水で練り状にして、ほっぺの内側におき、水やミルクを飲ませる
以上、3つの中からその子が好きなものを選んであげてください。
4.クラバモックス(抗生剤)
抗生剤は基本シロップ製剤はありません。
粉か錠剤です。
そして抗生剤は服用すると、腸の中の善玉菌まで死滅させてしまうため 、腸内バランスが崩れお腹がゆるくなってしまいます。
それを予防するためビオフェルミンなどの整腸剤も処方されることが多いでしょう。
《抗生剤服用の注意点》
・回数を守る
多少間隔がずれてもかまいません。薬にもよりますが、4〜5時間あいていれば問題ないでしょう
また、「食後」「食前」を厳密に守るよりも回数を守りましょう
クラバモックスは「食前」服用のほうが吸収率が良いですが、食前に嫌がるようでしたら赤ちゃんにとって飲みやすいタイミングでいいかと思います
・途中でやめない
症状が良くなったからといって途中で服用をやめてしまうと、残っている菌がまた増殖して症状が再燃することがあります
処方日数分すべて飲みきる
・酸性の飲食物との混合を避ける
これはクラリスなど限られた抗生剤のみに注意することですが、
抗生剤によっては酸性の飲食物(オレンジジュース、スポーツ飲料、ヨーグルトなど)で、
薬のコーティングがはがれ、苦くなってしまうことがあります。
以上剤形別のポイントでした♪
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